“あっち””こっち”のお話

生まれ持った「もうひとつの性」の具体的な性質の内容に触れたいと思います。

これまでの投稿で記した”こっち”の人は、何かに性質を例えるなら「火(Fire)」です。一方、”あっち”の人は「水(Water)」。
火の人、水の人、です。

占いや性格診断なら「木」「金」「土」もあるだろう!?という意見も出てきそうですが、ここは性の話なので、火と水だけの区別とします。これ以降「火性」「水性」と記します。

火性の人は、もともと動いていることが本性=動くことが苦にならない性質です。一方、水性の人は、もともと動いていないことが本性=じっとしていることが苦にならない性質です。

火性(Fire)は、周りから煽られるとチカラを発揮します。煽られないと意欲が出ないので、必要なことを言わずに後悔したり、やらずに後悔したりします。(言わなさ過ぎ、やらなさ過ぎて失敗)
なので、火性の人は「迷ったらGO」です。

水性(Water)は、周りから刺激すると大きな波になって危険です。刺激に反応するので、余計なことを言って後悔したり、やりすぎて後悔したりします。(言い過ぎ、やり過ぎて失敗)
なので、水性の人は「迷ったらSTOP」です。

火性の子供は、よく動き回りますが、不思議と邪魔になりません。
水性の子供は、じっとしていますが、不思議と邪魔になりません。

多様性を受け入れられない親や教師、上司や為政者たちは、「男子はこうあるべき」「女子はこうあるべき」という偏った認識から、邪魔にならない子供たちの性質を歪めていきます。
じっとしていれば邪魔にならない水性に対して、動的・積極的が是との思考から、極端な無謀を引き出したりします。また、動いていても邪魔にならない火性に対して、沈着冷静・慎重さが是との思考から極端な弱腰を引き出したりします。

自己の性質を知って活かす、他人の性質を知り理解して交わる・・・
「もうひとつの性」の理解が、互いの肯定感を高めるきっかけになればと思います。

いろいろなケースを通じて「もうひとつの性」というものがあることの認識が広まれば幸いです。